全国高校駅伝男子は世羅高校が優勝! 今年の高校生も強かった!
今年も全国高校駅伝はレベルが高かったです。個人的にはもっと区間記録に近いタイムが出るかなと思いましたが、気象条件や流れなどもあるので力があっても難しいですね。しかし、各チームというか全国大会に出場出来なかった選手も含めて高校生は確実にレベルアップしていることを感じました。
8位内のチームの凄く簡単な感想です。
優勝 世羅 2時間01分31秒
穴のないオーダーで理想の展開に持ち込んだのではないでしょうか。3区の留学生が区間新と快走したことも大きかったですが、チーム全員が強かった。終盤に仙台育英の猛追を受けましたが、アンカーに13分台の塩出選手が控えているあたり全てにおいて完璧だったのではないでしょうか。
2位 仙台育英 2時間01分44秒
最後の猛追は素晴らしかったがあと一歩届かず。3区がもう少し頑張れていれば...
4区〜7区は区間2位、1位、1位、2位と圧巻の追い上げ!仙台育英の強さを見せてくれました!
3位 洛南 2時間02分07秒
失敗という失敗もなく素晴らしい結果だったと思います!負けた2校に比べるともう一つパンチ力があったらなと言った印象ですが、地元京都で高校最高記録は立派です。
4位 倉敷 2時間02分08秒
16位からのスタートとなりましたが、見事に4位まで上がって実力を示しました。最後のアンカー山田選手の猛追は凄かった。倉敷ここにありと言った感じでした。
5位 佐久長聖 2時間02分30秒
途中まで順調だったのですが、後半の区間が思ったよりも伸びなかった印象です。しかし4区の1年生、吉岡選手が区間賞と大きな収穫がありました。来年もこの舞台で全国制覇を目指してもらいたいです。
6位 九州学院 2時間03分35秒
1区区間賞で最高のスタートを切りましたが、3区で後退して6位に。しかし、ここから6位をしっかりと守るのが九州学院の強さです。伝統の駅伝力が今後も脈々と受け継がれて行くでしょう。
7位 須磨学園 2時間03分44秒
全員駅伝といった形でしょうか。そつなく全員が役割を果たしたと言っていいでしょう。大エースがいませんでしたが、全員で掴み取った入賞!素晴らしかったです。
8位 大牟田 2時間04分18秒
全員が力を出し切れたわけではなかったと思いますが、しっかりと8位入賞をキープ。この辺りがチームの力がある証拠。しかし、悔しい8位だと思うので、来季に期待したい。
区間賞一覧
1区(10km)
28分56秒 鶴川正也(九州学院・熊本)
最後3人になったとき鶴川選手のラストスパートが頭をよぎりましたが、まさに勝負どころのラストスパートで見事に区間賞を獲得!
状況判断、仕掛けるタイミングなど高校生離れしてます。青学に進学とのことで大学でも非常に楽しみです。
2区(3km)
8分01秒 村尾雄己(佐久長聖・長野)
1区の勢いを受けて5位から2位に順位を上げる見事な走り。7分台もあと一歩と素晴らしい走りでした。まだ2年生なので来季は主要区間で区間賞を目指してもらいたいです。
3区(8.1075km)
22分39秒区間新記録
コスマス ムワンギ(世羅・広島)
まさか区間新記録が出るとは思いませんでした。まだ高校2年生。これからワールドクラスの選手に育つ可能性があり、末恐ろしいです。
4区(8.085km)
23分05秒 吉岡大翔 (佐久長聖・長野)
1年生がまさかの区間賞!1年生で5000m13分50秒は伊達じゃなかった。何人もの名選手を産んだ佐久長聖高校ですから今後の成長が楽しみです。日本を代表する選手になって欲しいです。
5区(3km)
8分41秒 内藤 一輝(洛南・京都)
最後まで優勝を諦めずに前を追った走りが区間賞に繋がりました。最上級生として素晴らしい走りでした。この踏ん張りが総合3位につながりました。
8分41秒 小原 快都(仙台育英・宮城)
優勝を諦めない3年生の意地の走り。4区区間2位の山平選手から勢いをもらい6区に想いを繋げました。気持ちのこもった素晴らしい走りでした。
6区(5km)
14分28秒 堀 颯介 (仙台育英・宮城)
優勝を諦めない積極的な攻めの走りを見せてくれました。その攻めの姿勢が区間賞に繋がりました。まだ2年生、来季は吉居選手ダブルエースへ!
7区(5km)
13分58秒区間タイ記録
山田 修人(倉敷・岡山)
TV越しでもわかる闘争心溢れる走り。見ているこっちが応援したくなるガッツある走りでした。そしてゴール後のタイムにビックリ!区間タイ記録でした。倉敷にも凄い2年生が現れました。
今年の全国高校駅伝も各チームのレベルが高かったです。これくらいのタイムが今後、スタンダードになってくるのかなと思います。
昔なら優勝していたタイムでも入賞するのがやっとだったり、本当にレベルが上がりました。
高校生のレベルがこれだけ上がっているので大学、実業団のレベルも必然的に上がっていくでしょう。
今後も日本の長距離界から目が離せません!