第199回東海大長距離競技会 強風でも強い選手は強い!
※写真はホームページより抜粋
東海大記録会はなかなかの強風の中での開催だったようです。そんな中でもしっかりと結果を残した選手もいました。今年の箱根駅伝でも感じたことですが、やはり速さよりも強さがいかに重要なのかを思い知る記録会だったのではないかなと思います。
今回、東海大記録会に参加した大学のスタッフに親しい方がいて、記録会の話を聞いて気になった選手についてまとめてみました。
新型コロナウィルスが流行する前までは月に1回ぐらいの頻度で飲みに行ったりしていたのですが、もう1年以上一緒に食事に行っていません。飲みながら話す陸上談議は最高です!早く元の生活に戻ることを切に願うばかりです。
というわけで気になった選手についてです。
4組目
下條乃將選手(明治大学)
強風の中、レースを中盤まで引っ張ったのが下條選手だったそうです。3組目終了時まで記録が望めないという雰囲気があったそうですが、最初から積極的に走り、記録会の雰囲気を変えてくれたそうです。中盤、少し疲れて集団後方に下がる場面もあったそうですが、力をためてもう一度仕掛けるなど勝ちへ対する執念が凄かったようです。最後は松井選手(中央学院)に負けましたが、今回の記録会の流れを作ったのは間違いなく下條選手だったと言える走りだったそうです。
5組目
鉄川歩選手(上武大学)
4組目に比べると落ち着いたペースでレースが進んでいたそうですが、終盤にスパートして食い下がる湯浅選手、井上選手の中大コンビを引き離しての組トップは圧巻だったそうです。ゴール直前も少し力を緩めていたように見えたそうで、今年ブレイクするのではないかとのことです。
6組目
石原翔太郎選手(東海大学)
圧巻の一言。スタートからゴールまで先頭を譲らない走りでついてくる選手を1人ずつ引き離していき、5000m過ぎには独走で走っていたそうです。風が強い中のレースでスタートから最後まで1人で走りぬき、28分44秒05はとてつもないタイム。各大学の選手、スタッフがどよめいていたそうです。まさに今回の東海大記録会は石原選手のために開かれたといっても過言ではなかったとのことです。
岸本大紀選手(青山学院大学)
前半から無理することなく、後半から徐々に上がってきたそうです。向かい風にも負けることなく、1年生のときよりも力強さを感じたそうです。完全復帰したらかなり走るのではないかとのことです。おそらく今回はリハビリの一環かと思われます。
結構、細かく話してくださり、その中で気になった選手のみ書かせていただきました。
チームで言うと1組~3組は拓大の選手の粘りが目立ち、4組~6組目だと中央大学と中央学院大の頑張りが目立ったそうです。
今回の東海大記録会は本当に風が強く、選手にとってはかなり走りづらいコンディションだったそうです。
そんな中で気持ちを切らさずに走れる選手こそ本当に強い選手なのかなと思います。
今回の記録会で頑張った選手たちが条件の整った記録会などに出場したらどんな走りをするのか今から楽しみです!