第104回日本選手権長距離 各種目を制したのは誰だ!オリンピック内定者は?
本日、日本陸上競技選手権大会の長距離種目が行われました。
BSで観戦となりましたが、結果は以下の通りです。
男子 5000m結果
優勝 坂東悠汰(富士通) 13分18秒49
2位 松枝博輝(富士通) 13分24秒78
3位 吉居大和(中央大学) 13分25秒87
優勝は坂東選手!終始、先頭集団でレースを進めて後続に7秒つけての優勝でした。今年は安定しており、日本選手権でその強さを見せました。標準突破までは6秒足りませんでしたが、来年に期待大
2位は松枝選手。先頭集団には付ききれませんでしたが、しっかりとまとめるあたりは流石です。最後の吉居選手との競り合いは見応えがありましたが、松枝選手が制しました。
3位は吉居選手。最初から積極的な走りで優勝するのではと思わせる動きでした。終盤、少し疲れましたが、ラストスパートは健在!見事にU20日本記録を更新しました。
本当に恐ろしいルーキーです。
4位に皇學館大学の川瀬選手が自己記録で入るなど学生の頑張りも目立ちましたね!
高校生の石田選手(農大二)が欠場したのは残念でしたが、全国高校駅伝に合わせたと思いたいです。
オリンピック内定者は出ませんでしたが、その分、来年の日本選手権が白熱しそうです。
男子 10000m結果
優勝 相澤晃(旭化成) 27分18秒75
2位 伊藤達彦(HONDA) 27分25秒23
3位 田村和希(住友電工) 27分28秒92
※3人とも日本新記録!!
相澤選手が優勝!日本新記録でオリンピック標準突破!文句なしの素晴らしい走りです!
途中少し離れたたりしましたが冷静でした。社会人1年目から素晴らしい走りでした。
2位の伊藤選手も日本新記録、オリンピック標準突破!途中、日本人トップをひた走りましたが、最後は相澤選手に少し遅れを取りましたが闘士剥き出しの走りはすごかったです!
3位の田村選手も日本新記録を更新!しかしオリンピック標準には届かず。終了後の涙は本気で狙っていた証拠。次回に繋げたいです。
ちなみに学生も中谷選手、太田選手の早稲田大学の2人がB組で27分台。A組で駒澤大学も田澤選手が27分46秒と大学生も奮闘しました。
日体大の池田選手もA組で27分台です。
そしてレジェンド佐藤悠基選手(SGH)も27分41秒で入賞を果たしました。
来年の日本選手権ハイレベルで面白い展開が予想されそうです。
男子 3000mSC結果
優勝 山口 浩勢(愛三工業) 8分24秒19
2位 楠 康成(阿見AC) 8分28秒01
3位 青木 涼真HONDA) 8分30秒81
優勝は山口選手!やはり最後のラストスパートは強かった!しかし、オリンピックの標準記録まであと僅か。しかし攻めた結果の優勝!おめでとうございます。
2位は楠選手、3000mSCへの参入が他の選手より遅いことを考えると(2年目)今後も伸びしろ抜群。途中まで優勝、標準記録が見えていただけに惜しかった。
3位は青木選手。確実に走力が上がっています。青木選手は高校、大学と年々、着実に力をつけて来た印象。この先が楽しみな3位です。
塩尻選手が伸びきらず、阪口選手が障害で躓くなどアクシデントがありましたが、日本人選手の3000mSCもレベルが上がって来ました。
来年の日本選手権は三浦選手(順大)も出てくるでしょうし、ますます激戦となりそうです。
※ベテラン篠藤選手(山陽特殊製鋼)も6位入賞。
女子 5000m結果
優勝 田中希美(豊田自動織機TC) 15分05秒56
2位 廣中璃梨佳(JP日本郵政G) 15分07秒11
3位 萩谷楓(エディオン) 15分19秒41
田中選手と廣中選手の壮絶な一騎討ちとなりましたが、最後のスプリントは田中選手が1枚上手でした!田中選手は標準記録突破での優勝なのでオリンピック内定です。おめでとうございます。廣中選手もオリンピック標準を突破していますので、来年の日本選手権で内定を獲得して欲しいです。しかし2人とも強かった。
粘った萩谷選手が3位と踏ん張りました。
女子 10000m結果
優勝 新谷仁美(積水化学) 30分20秒44 日本新
2位 一山麻緒(ワコール) 31分11秒56
3位 佐藤早也伽(積水化学)31分30秒19
強い!強すぎる!圧倒的な力で日本記録を更新し、オリンピック内定!もはや国内敵なしです!おめでとうございます!
後続も悪くなかった。一山選手がオリンピック標準記録を破って2位、3位の清水選手も自己記録で標準突破まであと僅かまで迫る走り!
新谷選手が現役復帰してから日本の女子長距離界が盛り上がってます!
女子 3000mSC結果
優勝 石澤ゆか(エディオン) 9分48秒76
2位 吉村玲美(大東文化) 9分49秒45
3位 藪田裕衣(大塚製薬) 9分52秒19
学生チャンピオンが生まれるかと思いましたが、石澤選手が自己記録で見事に優勝!
女子3000mSCはまだまだ発展途上だと思うので、5000m、10000mに続き今後盛り上がる種目に成長してもらいたい。
以上、簡単に日本選手権の結果でした。
今回の日本選手権で相澤選手(旭化成)、新谷選手(積水化学)、田中選手(豊田自動織機TC)がオリンピック内定を勝ち取りました。
来年の日本選手権も代表枠を争って激戦が繰り広げられそうです!