箱根駅伝で85%の選手が履いたナイキの厚底シューズが12月からトラック種目では使用禁止!今後どうなる?
※ロードレース用に買いました
11月の記録会も終了し、12月からはいよいよ世間で言う厚底シューズ(はっきり言うとナイキのヴェイパー)がトラックレースで使用できなくなります。
そこで、今後どんなことが起こるか予想してみました。シューズがここまで脚光を浴びる時代が来るとは思いませんでしたが、それだけ記録に影響していることは間違いないのだと思います。
今後の予想①
ヴェイパーと同じ感覚、推進力が生まれると言われるスパイク、「ナイキズームXドラゴンフライ」を何が何でも手に入れようとする。
現在、スパイクであればドラゴンフライがかなり抜けている印象。現実トップクラスの選手はみんなドラゴンフライへ移行。
ナイキのヴェイパーが手放せない状況なっている選手はこの傾向が高くなると予想。
また、800m〜5000mまであれば同じくナイキの「エアズームヴィクトリー」も素晴らしい推進力とスピードが出ると好評で、距離によってはこちらに移行するかも。
5000m13分台で走った高校生がTwitterで「ドラゴンフライがやばいだけ」とツイートしたことからも凄いのだと思います。
※どちらも在庫切れ、ときどき販売されるもすぐなくなり、現在転売で高額値段になっている。
今後の予想②
ニューバランスの「フューエルセル5280」へ移行する選手が出てくる。トーエネックの河合選手が10000mで27分台を記録。女子では田中希美選手が日本記録を更新したシューズ。規制範囲で対抗出来そうな可能性が唯一ありそう。
※現在は在庫なし。入荷待ち
今後の予想③
ドラゴンフライが手に入らない選手の記録が低下する。5000mまではなんとかなるかもしれないが、10000mからは自己ベストを更新する選手が極端に減る。
※気象条件もあったと思うが、ヴェイパーが使用出来ない学連記録挑戦会ではドラゴンフライ以外のシューズで走った選手が1週間前の日体大記録会で出したタイムより1分〜1分30秒遅くなるという現象が起きていた。
その選手たちが日体大記録会で履いたのはヴェイパー(ネクストorアルファフライ)
やはり移行が難しいのか慣れていないだけなのか今後の記録の推移を見る必要あり。
シューズで記録が左右されるというのはどうかなと思うのですが、現実シューズの問題はかなり大きいと思います。
走っている選手からしたら1秒でも速くなるシューズを求めることは本能でしょう。
しかし、金額が高かったり、手に入らなかったりで平等とは言えない状況でもあります。
金額は仕方がないにしても誰でも手に入るようになることを願います。
そうでなければ平等性は保てなくなると思うので。
今のところやはりナイキと個人契約している選手は当然ですが、チームがナイキと契約しているチームはシューズが手に入りやすいのかな?と思います。
親の身としては低価格でよいシューズが出ることを切に願っています。