ナイキのスパイクが日本選手権長距離を席巻!高速スパイクはそんなに凄いのか?
日本選手権も終わり、日本記録も誕生して凄かった余韻が残る今日この頃。その一方でナイキシューズにも注目が集まりました。
選手の実力があってシューズだと思いますが、とりあえず日本選手権の表彰台に登った選手たちのシューズは下記の通りです。(表彰台のみ)
男子 5000m結果
優勝 坂東悠汰(富士通)
シューズ:ナイキ エアズームヴィクトリー
2位 松枝博輝(富士通)
シューズ:ナイキ ズームエックスドラゴンフライ
3位 吉居大和(中央大学)
シューズ:ナイキ エアズームヴィクトリー
男子 10000m結果
優勝 相澤晃(旭化成)
シューズ:ナイキ ズームエックスドラゴンフライ
2位 伊藤達彦(HONDA)
シューズ:ナイキズームエックスドラゴンフライ
3位 田村和希(住友電工) 27分28秒92
シューズ:アディダス アディゼロアヴァンティ3
男子 3000mSC結果
優勝 山口 浩勢(愛三工業)
シューズ:ナイキ ズームエックスドラゴンフライ
2位 楠 康成(阿見AC) 8分28秒01
シューズ:ブルックス ELMN8v5
3位 青木 涼真HONDA) 8分30秒81
シューズ:ミズノ(シューズ名わかりません)
女子 5000m
優勝 田中 希美(豊田自動織機TC)
シューズ:ニューバランス フューエルセル5280
2位 廣中 瑠璃梨佳(JP日本郵政G)
シューズ:ナイキ ズームエックスドラゴンフライ
3位 萩谷 楓(エディオン)
シューズ:ナイキ ズームエックスドラゴンフライ
女子10000m
優勝 新谷 仁美(積水化学)
シューズ:ナイキ ズームエックスドラゴンフライ
2位 一山 麻緒(ワコール)
シューズ:ナイキ ズームエックスドラゴンフライ
3位 佐藤 早也伽(積水化学)
シューズ:ナイキ ズームエックスドラゴンフライ
女子3000mSC
優勝 石澤 ゆかり(エディオン)
シューズ:ナイキ ズームエックスドラゴンフライ
2位 吉村 玲実(大東文化)
3位 藪田裕衣(大塚製薬)
シューズ:ミズノ(シューズ名わかりません)
ということで3000mSC以外はナイキのシューズが目立ちました。
表彰台の選手以外は書いていませんが、ほとんどの選手がナイキのスパイクを着用しており、ズームエックスドラゴンフライ派とエアズームヴィクトリー派の2つに分かれていた印象です。
※スポーツライターの酒井さん曰く10000m男子は51人出走で43人がナイキ。女子は21名出走で14名がナイキだったそう。
男子は84.3%の着用率
女子は66.6%の着用率
「ヴェイパーがスパイクになった感じ」という表現も聞くことからヴェイパーからの移行がスムーズで対応しやすいことが伺えます。
ミッドフッド接地(フラット)の選手はドラゴンフライ
フォアフット接地(つま先)でよりスピードを求めたい選手はズームビクトリーという感じがしました。
いずれにせよこの2つのスパイクが日本選手権を席巻をしていたことは紛れもない事実でしょう。
追う形になったのはニューバランスフューエルセル5280かなと思いますが、まだまだ普及段階と言ったところでしょうか?
ただ、豊田自動織機TCの田中希美選手が5000mで優勝し、旭化成の市田選手、トーエネックの河合選手が10000mで好走していることからも今後、もっと普及していくでしょう。
※現在入荷待ちで買えません
選手の走力が上がったことは事実ですが、スパイクシューズの発達というのも好記録への後押しになった事は間違いないでしょう。日本トップレベルの人たちがみんな同じシューズを求めるということはそういうことなんだと思います。
問題は手に入りづらいこと。転売などもされていて、現在は一部のトップ選手や転売で高額で買った人、抽選で運良く手に入れた人などしか持っていないようなので、早く安定供給される事を願います。
安定供給されてみんなが履けるようになればシューズ問題はある程度解決すると思います。
シューズの恩恵がなんだかんだ言ってもみんなが履ければ平等ですからね。
それにしてもナイキのシューズの技術はすごい!