airuchannelの日記

初めまして、子育て、駅伝、スポーツなど様々なことを書いていければと思います。特に駅伝は三大駅伝、ニューイヤー駅伝なども見に行くほど好きです。ほとんど駅伝記事になるかもしれませんが、よろしくお願いします。

第97回箱根駅伝は劇的な逆転で駒澤大学が優勝!

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ニューイヤー駅伝箱根駅伝が終わりようやく新年を迎えた感じです。おそらく箱根駅伝に関わった大学の方々も同じ気持ちなのではないでしょうか?


ニューイヤーでは富士通が優勝!優勝の決定打は4区中村選手(駒澤大学OB)でした。
そして箱根駅伝は劇的な逆転劇で駒澤大学が優勝!今年の始まりはまさに駒澤大学の年だったのかもしれません。


さて、今回の箱根駅伝を見て思ったことを少し書いてみました。各大学の総評ではありません。


持ちタイムはあくまで指標

昨年度はシューズの影響もあり、好記録が続出しました。10000m28分台、5000m13分台は当たり前となってきました。しかし、今年の駅伝ではトラック通りの走りができている選手が少なく、タイムはあくまで指標であることをあらためて実感しました。直前の記録会で良いタイムを出してもあくまで指標であり、それで力があるという判断は難しいのかもしれません。
もし、私が指導者だったらタイムが出たら行ける!という判断を下してしてしまいそうな気がします。


向かい風の対応

今年は応援自粛ということで現地に行っていないのですが、例年だと往路は追い風、復路は向かい風が多いです。ただし、ここ2年くらいは復路もほぼ無風でした。
今回は往路、復路ともに向かい風となり、対応が出来なかった選手が多くいたのかなと思います。ナイキのカーボンシューズの普及よって、バネを利かせた走りでストライドが大きい走りをする選手が増えました。
記録の向上に結びつきましたがナイキのカーボンシューズ普及後に向かい風の箱根駅伝は今回が初めてだったと思います。
バネを使ってストライドで跳ねるような走りの選手は向かい風に戻されてしまって、本来の走りが出来なかったような気がします。スピードランナー達が今回の大会はかなり苦戦した気がします。


向かい風は先頭有利

これは解説の渡辺康幸さん(住友電工監督)、駒澤大学の大八木監督も言っていましたが、先頭だとTV中継車がつくため、向かい風が多少軽減されます。
さらには前半から突っ込んで入る必要もなく後半ビルドアップする事が可能でかなり有利にレースを進めることができます。
逆に追う立場の大学は前半から向かい風の中、突っ込んで入ってしまい体力を消耗して後半離される展開になりがちです。
向かい風の駅伝はこれがあるから怖いです。
久しぶりに向かい風の展開だったからこその面白さと難しさがあった駅伝でした。

ニューイヤー駅伝も後半区間は向かい風で同じ事が言えたと思います。


今年の箱根駅伝は向かい風と難しい展開になりました。それはどの大学も一緒だったとは思いますが、高速駅伝にとらわれてスピードを強く求めた結果、少し脆い状態になってしまったチームが多くあったのかなと思います。

より、スピードを求めるが故の練習強度アップによる過負荷で起きた故障などもあったのかな推測します。


今後も高速レースになる事が予想されますが、どんな気象条件にも対応できるタフさも必要となり、ますます箱根駅伝は難しい時代に突入して行くのかなと思います。


そんな難しい駅伝でしたが優勝した駒澤大学、終盤までトップを走った創価大学、3位に復活した東洋大学、復路優勝の意地を見せた青山学院大学など見所満載でした!

 

終わったばかりですが早くも来年の箱根駅伝が待ち遠しいです!